鋳物工場といえば、溶かした鉄をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
今回はマンホールの元となる鉄を溶かしている『電気炉』をご紹介させていただきます。
電気炉とは?
大洋産業で作っているマンホールの蓋・枠の元となるスクラップ(鉄くず)を溶かして液状にし、元湯を作る機械です。
大洋産業では電力をかけることで磁力線が発生し材料を溶かす、高周波電気炉を使用しています。
電気炉のすごいところ
炉の中で溶かしている鉄の温度はなんと、最短40分で1500℃まで到達します。
鉄を溶かしている時と、出湯中(溶かした鉄を取鍋に移し替える)の火花の迫力がすごい!
また、『電気』炉というくらいなので電気代もすごい!1ヶ月の電気代のなんと7割程が電気炉です。
作業中に気を付けていること
『電気炉の扱い』と『溶湯のチェック』については特に気を付けています。
電気炉の取扱いを間違えると大事故につながる恐れもあるため、操業時には計器での確認とチェックを行い、出湯口の補修も随時おこなっています。
溶湯については製品によって決められた材質があるので、CEメーターを使用して分析を行い成分調整をしています。
また、高温の湯を取り扱う現場なので、現場スタッフに怪我がないよう安全確認を徹底して行っています。
大洋産業では、これからもお客様に選ばれる企業を目指して信頼される製品の提供を続けていきます。