大洋産業広報部です。
今回は2020年に新しく就任した弊社の代表取締役である影山に2020年の振り返りと2021年への想いを伺ってみました。
2020年の7月に代表取締役に就任しましたが、最初にやろうと思ったことは何ですか?
まずは働く人が快適に働けるような労働環境の整備をしようと思いました。
自分は元々鉄骨製造の工場で働いていましたが、それでも鋳造の現場は大変だと感じたので、少しでも快適に働けるようにするには何をすればよいか考え、最終的に実際に働いている方たちの声を聞くことにしました。
その結果、工場内作業の安全面、健康面での不安を無くすことが課題だとわかり、そちらに関しては最重要課題としてすぐに対応しました。
また、安心して働けるように社内制度の整備をしたり、効率化を考えたIT環境の整備、働きながら成長できるように研修制度も導入しました。
具体的にはどのようなことをしましたか?
工場内作業の安全面や健康面を考えて粉塵を吸い込まないための送気マスクや、夏場に少しでも涼しく快適に作業ができるようにするための空調服を導入しました。
IT環境の面では、PC作業をしやすいように拡張モニターやWi-Fi環境を整備したり、社内向けチャットツールの「スラック」や安全にリモートワークができるように「Microsoft365」も導入しました。
スラックは全員のスマホにインストールして緊急連絡や社内アナウンスとしての利用から始めましたが、今では毎日の業務の改善点について話し合ったりする場として活用されていて、前向きな情報で溢れていてうれしいですね。
普段は忙しかったり、作業場所が離れていて話ができなかったりする人同士をつなぎ、情報を共有するツールとして効果を上げていると思います。
他には企業ブランディングにも力を入れて、ITを活用した情報発信にも積極的に取り組みました。
ITを活用したPRにはどのような目的があるのですか?
少子高齢化で優秀な人財を獲得するのが難しくなってくるので、働きやすい環境を整備し、その情報を積極的に発信することで、まずは大洋産業のファンを作ろうと考えています。
最初にウェブサイトの全面リニューアルをし、企業イメージの刷新を図りました。現在はウェブサイトの他にインスタグラムを中心に社内の情報発信をすることで、フォロワーも順調に増えて現在は1000名以上になりましたが、まだまだ増やすつもりです。
今後、ウェブサイトやSNSを見て「大洋産業で働きたい!」と思ってくれる方が応募してくれるように引き続き情報発信を続けていきますし、情報発信を続けるにはネタが必要になりますので、働きやすい環境を整備し働きたくなる企業になる施策も継続しておこなっていきます。
他には企業ロゴを刷新したり、事務用の制服や作業服もデザインを考えて更新しました。
社内制度も変わりましたが、その意図について教えてください
社内制度も安心して働けること、成長しながら働けることを目的に変更、整備しています。
上司、部下、同僚から評価してもらう「360度評価」を導入しましたが、それは自分の仕事の結果を正当に評価してもらい、評価に納得感を感じてさらに成長するために自己研鑽に励んでいただくためです。
研修制度も個人のスキルアップのために自分が学びたいと思うプログラムを選んでいただき、より成長して欲しいと考えて導入しました。
2021年にやりたいことを教えてください
経営者としての仕事の一つは働きやすい環境の整備だと思っていますので継続しますが、今年は「成長できる環境づくり」を整備していこうと思っています。
私たち製造業の仕事は省人化・無人化が進んでいて、そのような未来で活躍できる人材はロボットを管理、活用できる立ち位置の人間だと思っています。
そのためには常に新しいことを学んで知識を身に着け、自分自身をブラッシュアップしていくことが大切になります。
会社として学びたい人が学べる環境を提供することが必要だと考えていますので、2021年は制度としての研修制度をより活用しやすいような環境整備を行いながら、知識を身に着けるのは自分の成長のためになるとわかってもらうための意識改革を行っていこうと考えています。
今年は去年よりもさらにコロナで大変な年になるかもしれませんが、魅力ある企業にするために努力していきますので、大洋産業株式会社を今年もよろしくお願いいたします。